足場の種類について解説します！

2023/04/12

ブログ

足場とは、建築現場で安全に作業を行うために設置される一時的な構造物であり、高所作業用の作業床や安全ネットを提供するものです。足場には様々な種類があり、その種類は設置する建築物の形状や高さ、作業内容などによって異なります。以下では、足場の種類について詳しく解説していきます。

【鉄管足場】
鉄管足場は、鉄管と鉄板を組み合わせて作られる足場で、最も一般的に使われている足場のひとつです。鉄管足場は、高さや幅を調整することができ、耐荷重性にも優れています。また、組み立てや解体が容易で、他の足場に比べ比較的コストが低いというメリットがあります。

【フレーム足場】
フレーム足場は、スチールパイプやアルミニウム製のフレームを組み合わせた足場で、高さや幅を調整することができます。フレーム足場は、作業スペースが広く、耐荷重性にも優れています。また、鉄管足場と比較して安定性が高く、高さや幅の調整も容易であるため、高層ビルや大型建築物などにも使用されます。

【モジュラー足場】
モジュラー足場は、アルミニウム製のフレームを組み合わせた足場で、組み立てや解体が容易であり、コストが低いことが特徴です。また、構成部品が標準化されているため、高い精度で組み立てることができ、安定性にも優れています。

【ハンガー足場】
ハンガー足場は、建物の外壁に設置され、建物の外側で作業を行うための足場です。建物の高層部に設置されるため、建物の高さに合わせて設置することができます。ハンガー足場は、作業スペースが広く、高所作業にも適しています。また、建物内部に足場を設置する必要がないため、建物内部の作業スペースを確保することができます。

【サスペンション足場】
サスペンション足場は、建物の外壁に設置される足場で、ワイヤーロープによって建物の屋根から吊り下げられています。建物の高さに合わせて調整することができ、高層ビルや橋梁などの高所作業に使用されます。サスペンション足場は、構造がシンプルであり、組み立てや解体が容易で、搬入作業が容易であるため、建物の内部に足場を設置することが困難な場合に使用されます。

【スカフォールド足場】
スカフォールド足場は、木材や鉄板を組み合わせて作られる足場で、大型の建築物や橋梁などの建設現場で使用されます。スカフォールド足場は、構造がシンプルであり、建物の外壁に直接設置することができ、耐久性や耐荷重性にも優れています。また、スカフォールド足場は、柔軟性が高く、複雑な形状の建物にも適応することができます。

【ピン式足場】
ピン式足場は、鉄製のパイプと金属製の支柱を組み合わせた足場で、狭いスペースでも組み立てることができます。ピン式足場は、安定性が高く、耐荷重性にも優れています。また、組み立てや解体が容易であり、高所作業にも適しています。

【トラス式足場】
トラス式足場は、アルミニウム製のトラスを組み合わせた足場で、構造が軽量であり、組み立てや解体が容易です。トラス式足場は、高層ビルや大型建築物などにも使用されます。また、高い安定性を持ち、安全性に優れていることが特徴です。

以上が、代表的な足場の種類についての説明です。足場の種類は、建物の形状や高さ、作業内容に合わせて選択することが重要です。また、足場を正しく設置することで、安全に高所作業を行うことができます。